【🔴もくじ🔴】
※お忙しい方は「まとめ」のみお読みいただければ、20秒で内容がわかります。
いつもお読みいただき、ありがとうございます
ファッションスタイリストのオザワミズホです
さて、もうすっかり全国のアパレル実店舗での営業がスタートしてますね。
もう何店舗か既に足を運んで実際にお買い物をされた方も多いでしょう。
仲の良い販売員さんがいらっしゃる方もいるかと思いますが、大半の方々って販売員さんに抱くイメージって
『うるさい』
『ウザい』
『しつこい』
とか、結構マイナス面が意外と多かったりしますよね。(僕ももちろんしつこい販売員さんは地獄的に嫌いです。)
では、なぜこういうマイナスなイメージを我々は抱いてしまうのか。
今日はこの部分を掘りざけて考えていこうと思います。
1️⃣知識ばかりをひけらかす
結構いますよねこういう人笑
例えば、あなたがこの夏に向けて
「ショートパンツ」を探していて、お店に行って気に入ったものにたまたま出会ったとします
そこですかさず販売員さんが来て
「このパンツは〜というブランドのもので、1930年に創業された老舗ブランドでして当時は〜」
なんて話をされたらどうですか?
むっちゃ興味なくないですか???
このパンツのブランドの歴史が知りたくて来たのであればいいですが、それが目的にわざわざお店に行きませんよね。
というか興味があれば自分で調べるし
まぁ仕事する上で知識として学んだことだと思うので、アウトプットしたい気持ちもすごくわかるんですが、せめて「開口一番」に知らせる情報じゃないということをわかってもらいたいですねー。。
「うんちく」を教えたいのであれば、会話が弾んだ後に挟めばいいのになって思います。
2️⃣自分の好みで話す
特に若い販売員さんに見られる印象です。
例えばオシャレ初心者であるあなたが、
「このTシャツに合う服装ってどんなものですか?」
と販売員さんに尋ねたとします。
そこでいきなり
「全体が大きなカラフルなチェックの太いパンツ」
を持ってきて
「こういうスタイル今流行りなんですよ!」
と言われたらどうですか?
そんなん無理!!ってなりますよね笑
そこで販売員さんをよく見ると同じようなパンツにTシャツを合わせてたりするんですよ。
『でも、自分が気に入ってるものじゃないと嘘になるじゃん!!!』
こんな意見があるかと思いますが、
好みなんてものは人それぞれ
なわけですよ。
例えばその方が多くの方に影響を与えるインフルエンサーを目指している、もしくは既にそういった状況下にいらっしゃるのであれば、SNS上で何かを広めるのであれば
「自分が好きなもの」だけでいいと思います。
しかし、良くも悪くも
販売員さんは売ることが目標
とされるので、たとえ自分の好みじゃないものでも、それを好む多くの方を直接相手にして買ってもらわらなければいけません。
なので、
・好きなものじゃないにしても、好きになれる部分を探してそこを伝える
・「これカッコイイですよねー!めちゃめちゃ人気なんですよ!」などといって嘘をつく
少し厳しいですが、これらのことが嫌であれば雇われの販売員さんは辞めたほうがいいんじゃないかと思います。
こういった方は自分の好きなものだけを集めて自分のお店を開いた方が絶対いいです。
3️⃣結局「相手の目線」に立ててない
詰まるところはここだと思うんですよね。
「何が必要か」
「どういう状況か」
なんて、当然ですが千差万別過ぎるわけですよ
こういった数多くある悩みやニーズ一つ一つに対応するのが販売員さんのお仕事なので
「自分目線」だけで語るのはいささか視野が狭すぎるわけです。
ただ、自分目線になってしまうのもわかるんです。
なぜなら
「服が好き」という想いが根底にあるから
これは元バンドマンである僕にとっては痛いほどわかることで、バンドマンの方々って元々は
「音楽が好き」という想いがあるんです。
この想いから「リスナー」という立ち位置だけじゃ物足りず、
「アーティストとして好きな音楽を届けたい!」と思って楽器演奏や作曲の道に向かうわけです。
なので、当然「自分本位の音楽」になってしまうのも無理はないですよね。
「売れる曲」というのは、マーケットをちゃんと考慮した上で作らないと流行らないわけで、たとえ自分が作りたくない音楽であっても
「売れる曲を作れ!」と言われればそれはやらなくてはいけない。
だから病んじゃうんですよねー。。
話を戻しますね。
要は、他者目線に立つためには、自分の
「好きという想い」だけでは足りないんです。
『この人はどんなことで悩んでるんだろう』
『この人は機能性重視なのか、デザイン重視なのか、どっちだろう』
本気で相手のことを考えれば、自ずと違う接客になるんです。
「服が好き」という想いを原動力にして、相手のことを本気で考え、尽くしまくる
これが大事かなと思います。
さて、今日は無駄にアツくなって
「サービスの根幹」のような話を偉そうにしてしまいました。すみません。。
ただ、一生懸命考えて、その人に思いっきり感謝されたらめちゃめちゃ嬉しいじゃないですか✨
もちろん、本当にお客様のことを考えてる販売員さんもいらっしゃいます。
それに
サービス業ってお客様からお金をいただいて「ありがとう」と感謝される至高の職業
だと僕は思ってます。
こんな幸せなことないですよ。。✨
そして、最後に販売員さんをすごく嫌う方々へ
販売員さんも、日々葛藤しながら結局はお店のために売り上げを作らないといけません。
このことを理解していただいて、知識ばかり言ってきたり、自分の好みを押しつけてきたりする販売員さんを優しく温かい目で包み込んで差し上げましょう✨
れっきとした「ためになる知識」ではあるので、服にさらに興味をもつキッカケになるかもしれませんよ!✨
🔴まとめ🔴
①知りたくもないうんちく情報をいきなり言われてもお客様にはノイズでしかない。うんちくは、会話が弾んだ流れで挟むのがいい。
②自分の好みがふんだんに盛り込まれた提案は受け入れる側は中々難しい。好みは人それぞれ違うので、たとえ自分の好みではない商品にお客様が食いついたとしても販売員さんはそれなりに対応しないといけない。
それが嫌なら雇われ販売員は辞めて、自分のお店を持った方がいい。
③お客様のニーズや悩みは千差万別なので、「自分好みの自分目線」だけでは足りない。
「服が好き」という想いを原動力にして、相手のことを考え、尽くしまくることが大事。
それでは次の投稿でお会いしましょー。
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