【🔴もくじ🔴】
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いつもお読みいただき、ありがとうございます
ファッションスタイリストのオザワミズホです
いやはや、更新の頻度がこんな感じですみません。
最近、飲食店を経営している友人のお店広告の撮影に出演されるモデルさんの衣装を担当させてもらったりと、コロナ禍でもそれなりに忙しくさせていただいてました。
(言い訳です、ごめんなさい)
そろそろ告知解禁になるのでその時はまたお伝えさせていただきますね。
というわけで本日も
「ユニクロ」
について。
現在、世界的にみると売り上げでは第3位なのですが、そろそろ2位のH&Mを追い抜く勢いで、緊急事態宣言での損失分も好調に取り戻しつつあるとのこと。
ではなぜ今後ユニクロがメシウマ(批判してるわけでは決してないです)な状態になるのかということを3つの項目に分けてご説明します。
1️⃣ターゲットが「老若男女」であること
まずこのユニクロというアパレルブランドは、ある特定の年齢層を狙っているわけではなく、子供からお年寄りまで、幅広い方々に着ていただける服作りをモットーにしています。
だから販売されている商品が、流行りに流されないベーシックで、デザインもシンプルなものが多いんですね。
こういった「ベーシックな商品を大量に生産して数年かけて販売していく」というのがユニクロのビジネスモデルなんです。
ユニクロUのような世界的デザイナーとのコラボしている服も一部ありますが、それでも他のデザイナーズブランドに比べると、そこまで奇をてらった商品はありません。
ではなぜ、奇をてらった商品を作らないのか?それは、
オシャレじゃない人が着れないから
日本だけで見ても、ファッションに興味関心のある方々より、全然興味無いという方々の方が多いので、そういった方が「派手柄のシャツ」とか「極太のズボン」なんか抵抗あって着られるわけないんですよね。
しかし一方でアパレル業界1位のZARA(インディテックス)や先程紹介した2位のH&Mは、逆に奇抜なデザインで流行を意識した商品がズラリと並んでいます。
これはファッションに興味関心のある層をメインターゲットにしているからなんです。
この2社はデザイナーズブランドが一挙に集まって新作を発表するコレクションを見て、そこから着想を得て、自社独自の製造ラインで生産し、約3週間後には店頭に並んでいます。
こういったファストファッション大手ではないところが一つの商品を企画から販売までを行おうとすると、だいたい3ヶ月〜半年はかかるので3週間という期間がめちゃくちゃ早いことがわかりますよね。
その代わり流行り服なので廃れるのも早いため、生産数は少量で同じ商品は作らないというのがZARA、H&Mのビジネスモデルです。
ここまで読んで、
『奇抜なデザインの商品の方が世界的に見たら売れてるから、ユニクロは結局勝てないじゃん』
と思った方いらっしゃると思いますが、実は
コロナがユニクロにとって追い風になってるんです。
今から説明しますね。
2️⃣「リモート」の大普及
コロナの影響で外出ができなくなり、オンラインでの交流が盛んになりましたよね。
今では徐々に緩和されてきてはいますが、
今まで普通に行ってきたものがオンラインで済むという事実を僕らは知ってしまったわけですよ。
となると、コロナだろうが何だろうが外出しなくなる人口が増えるわけです。
そうなると、
服に「デザイン性」より「機能性」を求める方が増える
わけです。
そうなると、幅広い年齢層をターゲットにベーシックなデザインで機能性も高いユニクロが今後ますますウハウハになるわけです。
ユニクロが凄いのは実はそれだけではありません。
先日話題になった「エアリズムマスク」が凄いんです。。!
3️⃣「エアリズムマスク」での作戦勝ち
発売から秒で完売になった「エアリズムマスク」、結局夏用というわけでなかったということでガッカリされた方もかなり多かったんですが、めっちゃ売れたのは事実です。
この売れた背景には「ユニクロ」というブランドネームももちろんあるんですが、実は
販売のタイミングにもあるんです。
エアリズムマスクが販売されたのって先月の6/19で、実はかなり後出しなんですよね。
マスク不足が深刻な状態にあった3月4月に多くのアパレルブランドからマスクが出されてそれなりに売れたのですが、実はそこまで話題になりませんでしたよね。
さらに5月にはマスク不足も解消されていたわけですから、6月という時期は遅すぎるといっても過言ではないわけです。
ではなぜあそこまで売れたのか?
緊急事態宣言後だからなんです。
外出自粛で家にずっと籠もっていなければいけないことにストレスを感じた方は多くて、当然買い物欲を押し殺していた方々というのも多かったわけです。
この購買欲が極限まで高まっている状態で、めちゃめちゃ実用性も機能性も高い「マスク」という商品の販売を持ってきたわけです。
スケベ過ぎますよね。
ドスケベですよ本当に。
さらに、エアリズムマスクがオンラインでの販売もしていたことも大きくて、普段ネットで買い物をしてこなかったような層にもリーチできたわけで、そこから
「ついで買い」で他の商品も売れてしまうということも想定できるわけです。
エロテロリスト柳井(ユニクロの一番エライ人)
悪口じゃないですよ笑
というわけで、ユニクロの凄さを今回もお伝えしたわけですが、お分かりいただけましたでしょうか。
ただ、アパレル業界全体で見れば、「レナウン」や、つい先日ではアメリカの超大手老舗ブランドの「ブルックスブラザーズ」も経営破綻に陥ってしまっていて、決していい状態ではないんです。
世界第4位のGAPは「この先1年の資金繰りが困難」と言っていたところ、アメリカのラッパーのカニエ・ウェストさんという大富豪が「俺昔GAPで働いてたことあるから!」ということもあり、自身のブランド「YEEZY(イージー)」とのコラボを発表しました。
来年には商品が並ぶとのことで、個人的にはかなり期待しているところです。
🔴まとめ🔴
①ユニクロは「老若男女」という幅広い層をターゲットにしているため、デザイン性の高い奇抜な商品ではなく、シンプルでベーシックな商品が多い。このビジネスモデルが実はコロナによって追い風となっている。
②外出自粛によりオンラインの普及が加速。今まで普通に行ってきたことがリモートでできるということを多くの方が知った結果、今後服に「デザイン性」より「機能性」を求められるようになることが予想される。
③他のブランドと比較してかなり「後出し」で先日発売して話題となった「エアリズムマスク」がなぜあれだけ売れたのかというのは、緊急事態宣言後で多くの消費者が購買欲の高い状態で、機能性、実用性共に高い商品を出したというところにある。さらにECでも販売したことで、今までECで買い物をしてこなかった層の獲得にも大きく繋がったと予想される。
それでは次の投稿でお会いしましょー。
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