【🔴もくじ🔴】
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いつもお読みいただき、ありがとうございます。
ファッションスタイリストのオザワミズホです。
緊急事態宣言も解除になり、多くのアパレルショップが再開しました。
僕は、お客様と一緒に店舗を回ったり、自分の買い物の際にも利用するので、営業再開は僕としては「待ってました！」感半端ないです。
僕のように待ち望んでいた方も多いと思います。しかし、コロナ自粛中にネット通販での買い物が主となり、世の中的にはこの流れは今後どんどん加速していくと思います。
事実、この流れを受けて多くのブランドが「ネット通販」に力を注がざるを得ない状況となったわけなので、ますます「実店舗」の存在意義が怪しくなってきました。
ということで今回は
「試着」という行為がなぜ実店舗、消費者双方にとって大事なのか
ということについて、誰に頼まれているわけでもありませんが、お伝えしていきたいと思います。
1️⃣「実店舗」にとって試着が大事な理由
今まではお店で買うことが当たり前でしたが、今や
いつでもどこにいても欲しいものが買えるという状況となったので、わざわざ店舗に足を運ぶ必要はないわけです。
なので、店舗側は「お客様にわざわざ来てもらう理由」を作らないといけない。
ということで大事になってくるのが「試着」というわけです。
この試着という「体験価値」が消費者を惹きつけるわけなんですね。
今後テクノロジーはどんどん発達していくので、自宅にいながらもネット上にある商品の試着が可能になる日もそう遠くないと思いますが、あくまで「擬似体験」に留まるのではないかと個人的には思っていて、となると
「サイズ感」を確かめることは出来ても「生地の質感」「実際の着心地」まではわからない
ので、試着を目的として店舗に足を運ぶ方が一定数出てくるのではないかと思っています。
2️⃣「消費者」にとって試着が大事な理由
消費者にとって「試着をせずに買う」という行為は結構勇気のいる行為です。
なぜなら「失敗をする危険性」があるから。
誰一人として買い物で失敗したくないわけで、リスクマネージメントとして試着という行為は
かなり重要なわけです。
とはいえ、僕は今までネットで買ったものを試着するために「返品ありきで一旦買う」ということを推奨はしていますが、中々面倒くさいのは事実ですし、返送料も不良品でない限りはほぼほぼ自己負担です。
しかも返送料も物によってはまぁまぁかかるのもあります。
なので、いくら推奨してもこのシステムでは中々試着ありきでネットで買うことを躊躇う方がいるのは当然ですよね。
というわけで、消費者にとっても店舗での試着はかなり重要なわけです。
3️⃣僕が考える店舗側が消費者のためにすべきこと
これからお伝えすることは、個人の勝手な意見から申し上げることなので、お許しいただければと思います。
店舗での試着という行為が双方にとって重要なことはご理解いただけたかと思いますが、とはいえ、
試着って気軽にしにくくないですか？？
お店のスタッフは当然親身になって対応してくれるのは当然あるのですが、消費者にとっては
手厚い接客が逆にプレッシャーになる
ことが多々あるんです。
「ここまで尽くしてくれたから、買わないと申し訳ないなー。。」と多くの方が思ってしまうわけです。
その結果、着てみて正直微妙だったものでも「申し訳なさ」で買ってしまうということが起こるんです。
とはいえ、店舗スタッフ側も「お客様のために」やっているので、悪気はないんです。(ここの良心の部分につけ込む打算的なスタッフもいますが。。)
ここを打開するには僕は
ただひたすら試着だけをしてもらう日
を店舗側が定期的に作ったらいいのになーと思ってます。
敢えてこの日は販売せずに、心置きなくただひたすら「試着のみ」をしてもらう。
要は「試着をしたら買わなきゃいけない！」というプレッシャーを無くそうというわけです。
人によっては「試着してその場でネットで買う」なんて方もいると思うので、かなりナウい買い方ですよね。(「ナウい」がわからない方はググってください)
というわけで試着の重要性を個人的にお伝えしたわけですが、僕もやっぱりネットで買って失敗した経験がかなりあるので、「試着の重要性」はひしひしと感じております。
それに僕より遥かにファッションに詳しいスタッフさんもたくさんいらっしゃるので、そういった方々と直接話して知識を得るということも実店舗ならではの醍醐味だと思っています。
🔴まとめ🔴
①実店舗にとって試着が重要な理由は、試着という行為が店舗での体験価値として高いから。いつでもどこで欲しいものが買える状況というではあるが、実際の試着は店舗での醍醐味。
②消費者にとって試着が重要な理由は、買い物での失敗を防ぐため。
試着して決めるために「返品ありきでネットで買う」というのも中々労力がいるし、返送料も物によっては結構かかる。
③実店舗が消費者にすべき施策として、販売をせず、ただひたすら試着だけをしてもらう日を作る。
消費者が感じる「ここまで尽くしてくれたから、買わないと申し訳ないなー。。」というプレッシャーを与えないため。
本日も長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは次の投稿でお会いしましょー。
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